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電子式碍子汚損量測定装置 [ニシム電子工業]
- 碍子の塩分による汚損状況(塩害)を自動で的確に把握し、碍子洗浄時期の判定が行えます
製品概要
ソルトメーターの必要性
発変電所や送電線に使用されている碍子類の汚損管理を行うには、同一場所にパイロット碍子を設置し、適時これを筆洗法により測定し汚損量を把握していました。しかし、この方法は時間と労力(熟練も必要)を要しました。 この為に早くより自動測定装置が開発されていますが、多くの方式は筆洗法の手順を自動化している為、汚損物質は測定の度に洗い落されてしまい実使用碍子の汚損(累積汚損、雨洗効果)を的確に判断する事が難しい状況でした。
そこで現場碍子と同一条件下に置かれた検出用碍子(実使用碍子と材質、形状が同一)を蒸気で湿潤し、その表面に設けた電極間の電気抵抗からの碍子表面の汚損状況を自動測定する装置を開発しました。
ソルトメーターの測定方法・原理
本装置は、検出用碍子に付着した汚損物質を洗い落さず、そのまま直接測定できますので、検出碍子と実使用碍子の汚損状況は常に等しくなり、碍子洗浄時期の判定に役立たせることができます。
- 現場碍子と同一環境下(高さ)に検出用碍子を設置。
- 測定時は暴露した検出用碍子を蒸気で湿潤した測定部に収納。
- 測定は、碍子表面に設けた電極間の電気抵抗値から碍子の等価塩分付着量に換算します。
信頼性評価
モデル
- NIE-04B型
- 測定部外形寸法:
W750mmxH1510mmxD1500mm - 重 量: 475kg(乾燥重量) 、520kg(給水タンク満水時)
- 測定範囲:
長幹碍子 0.005~0.100mg/cm2
懸垂碍子 0.005~0.300mg/cm2 - 測定時間:
測定準備 20分以内
測定時間 6分以内 - 耐風速: 50m/sec
- 検出用碍子:長幹碍子、懸垂碍子
- 制御記録部:オプション
- 測定部外形寸法:
- その他製品
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- フォルトセクタ
(故障区間・故障点検出装置)
- フォルトセクタ


特徴
- 碍子に付着した塩分を累積で測定
- 実碍子の同等の形状
- 現場碍子と同じ環境化
- 蒸気を利用するので水道水でよく蒸留水が不要
- 電力規格対応
- 高信頼性
- LAN対応
- 遠隔監視(オプション)が容易に可能
用途
- 発変電所や送電線に使用されている碍子類の汚損管理
納入実績
- 電力会社、製鉄会社 など
メーカー紹介
ニシム電子工業株式会社
- 1963年11月設立。九州電力の系列会社で、福岡本社・佐賀工場を中心に九州各地(東京・大阪)に事業所を構える。電気・情報通信事業を主とし、様々な分野で開発設計・製造・販売から工事・保守に至るまで幅広い業務展開を図り、お客様のニーズにお応えしている。前身は『西日本無線工業』で、お客様に親しまれていた愛称『ニシム(西無)』が現社名に(1978年)。
- https://www.nishimu.co.jp/
お問い合わせ先
- 第1営業本部・第3営業本部
TEL:03-3588-6463