Test Equipment
サイトトップ » 製品/サービス » 物性試験機 » Lyssy水蒸気・ガス透過度計
Lyssy水蒸気・ガス透過度計 [Systech Illinois社]
- 40年以上の歴史を持つ水蒸気・ガス透過度測定器
- JIS, ASTM法、他の国際規格に準拠した測定法です。
- 国内で多数の販売実績があります
- フィルム・シート・容器の透過度測定に最適
製品概要
水蒸気・ガスの透過現象とは?
- 溶解、拡散の原理により水蒸気、ガスが高分子膜を透過する現象を透過現象と呼びます。
- 透過する気体の量は高分子の材質、ガス種、温度、湿度、等により変化しますので、JIS規格等により規定されています。
- 透過度、透過率、透過係数などで表されます。
なぜ、透過度測定を行うの?
- 食品、または薬品の包装では鮮度保持、内容物の劣化を防ぐため、透過度の低い(バリア性の高い)フィルムでパッケージを設計する必要があります。
- ディスプレイ部品、太陽電池、各種デバイス等は湿度に弱く、劣化を防ぐために透過性の低い材料で封止する必要があり、防湿性が重要になります。
- 紙おむつ、使い捨てカイロに使われている透気膜、不織布は水蒸気の透過しやすい材質が使われています。
透過度の測定法にはどのような方法がありますか?
- 透過度の測定方法には、対象となる気体(水蒸気、または酸素)、検出原理(等圧法、差圧法)などにより多くの方法があります。
- 対象となる気体としては水蒸気と酸素が最も多く、様々な方法で測定されております。水蒸気と酸素は大気中に多く含まれる気体でありながら、工業製品に影響を与える可能性が多いからです。
- 当社では水蒸気の透過測定歩として、下記の測定方法に基づいた測定器をご用意しております。
L80-6000型水蒸気透過度測定の原理(JIS K7129 準拠)
サンプルフィルムは下部チャンバー(高湿側)と上部チャンバー(低湿側)の間に固定されます。
上部チャンバーに透過した水蒸気量を湿度センサーで検出し、(9.9%RH~10.1%RH)に要する時間を標準サンプル(透過度既知)と比較することで透過度を算出します。
7100高感度型・水蒸気透過度計の原理(JIS K7129-3法)
●等圧法による透過率の測定
フィルム上面にO2ガス、下面にキャリアガスをそれぞれ10cc流すことにより等圧を作ります。
両面ともに湿度調整が可能です。
●センサー
AquaSense Model 7100(5酸化リンセンサー)
マスク無し:0.002~70g/㎡/day
マスク有り:最大1,000g/㎡/day
水分に対する感度が赤外線センサーと比べて5~10倍
センサー再生も可能(センサーのダメージ状況による)
8100高感度型・酸素透過度計の原理(JIS K7126-1-A法)
●等圧法による透過率の測定
フィルム上面にO2ガス、下面にキャリアガスをそれぞれ10cc流すことにより等圧を作ります。
両面ともに湿度調整が可能です。
●センサー
OxySense Model 8100(2酸化鉛クーロメトリックセンサー)
0.05~432,000cc/㎡/dayの幅広い測定レンジ
(マスクを使用することなく、広い範囲での測定が可能)
モデル
特徴
- JIS規格に準拠した測定法
(JIS K7129, JIS K7126, 他) - 短い測定時間*高い安定性
- 簡単なサンプル作製
- ローメンテナンス
- 他測定法との相関性
用途
- 包装用防湿フィルムの水蒸気透過性、バリア性評価
- バリア性コーティング材料、封止材料の評価
- 不織布、防水シートの透湿性評価
納入実績
- 化学
- フィルム加工メーカー
- 製紙
- 不織布
- 使い捨てかいろ
- 製薬
- 食品
- 試験機関
- 電気部品メーカー など
メーカー紹介
Systech Illinois社
- リッシー透過度計はスイスDr.Lyssy(リッシー博士)により1963年に開発され、以後世界中の研究所にて利用されてきました。
- 2001年にリッシー社はデンマークPBI-Dansensor社に買収され、数々の改良がなされた後、英国Systech Instruments社に受け継がれました。
- https://industrialphysics.com/brands/systech-illinois/
お問い合わせ先
- 第1営業本部
TEL:03-3588-6456