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ジョフラ温度キャリブレーター [AMETEK DENMARK A/S社]

  1. 洗練されたデンマークのデザインのNo.1ブランド "JOFRA(ジョフラ)"
  2. 1986年から日本国内で販売を開始し、2000台を超える納入実績
  3. 日本国内ほとんど全ての製薬会社や発電所で採用
  4. 熱電対、測温抵抗体等の校正(キャリブレーション)

製品概要

キャリブレーターの必要性

より良い品質管理、生産性の向上、エネルギー消費量の低減を図るためには、温度・圧力の精度あるコントロールが必要です。しかし、現場に使用されているそれら測定器が、プロセスの要求精度を満たしているとは限りません。

プロセスに使用されている温度計・圧力計が正確であるということを証明するため、ジョフラキャリブレーターが様々な工業プロセスで必要とされています。

なぜ、キャリブレーションを行うの?
  • ISO9000, FDA, GMPの要求
  • トレーサビリティを得るため
  • 公的な規制の要求
  • 品質の最適化のため
  • エネルギー消費の抑制
  • 製造プロセスの最高のパフォーマンスのため
  • 再加工費用の抑制
  • 不慮の修理の工数削減
  • 生産原料の消費削減
  • 公害の低減
ドライブロックキャリブレーターの原理

ドライブロックキャリブレータの原理は基本的には非常にシンプルです。

金属製のブロックを昇温させ、温度を安定に保たせます。この基本的な設計は、オイルバスに比べ多くの優位性があります。

  • 速い昇温・冷却
  • 広い温度範囲
  • 優れた安定性
  • クリーン・安全
  • 小型・軽量
  1. ① 試験するセンサー
  2. ② 金属ドライブロック
  3. ③ 挿入チューブ
  4. ④ 測温抵抗体
  5. ⑤ ヒーター
  6. ⑥ 冷却ファン
ドライブロックキャリブレーターの原理の図
キャリブレーションを行う際のポイント

製品の品質を安定的に維持するため、プロセスのセンサーや計器の定期的なキャリブレーション(校正)が必要です。測定器やコントロール回路のキャリブレーションには、いくつかの原理があります。

ループ中の電気部のみをキャリブレーションし、調整しても意味がありません。ループ中のエラーの内、電気部は約10%で、残りの90%はセンサー部と言われています。従って、温度センサーをプロセスで使用している温度でキャリブレーションを行うことが重要です。JOFRAドライブロックキャリブレーターは、簡単にプロセスの温度を再現できます。

センサーからの出力①は、ループ中のどこでも測定できます。
他のループ中(②、③、④)は電気的にテストできます。

  1. ① センサーからの出力
  2. ② トランスミッターからの出力(4-20mA)
  3. ③ 表示機の値
  4. ④ 制御室のコントロールデータ
キャリブレーションを行う際のポイントの図
トレーサビリティ

機器とともに出荷されるメーカーの試験成績書はトレーサビリティが確立しています。

また、弊社技術サービス本部でも、機器のキャリブレーションを行いトレーサビリティの確立された試験成績書を発行できます。

JCSSロゴ

当社は、認定基準としてISO/IEC 17025(JIS Q 17025)を用い、認定スキームをISO/IEC 17011に従って運営されているJCSSの下で認定されています。JCSSを運営している認定機関 (IAJapan)は、アジア太平洋試験所認定協力機構(APLAC)及び国際試験所認定協力機構(ILAC) の相互認証に署名しています。

当社標準室は、国際MRA対応JCSS認定事業者です。JCSS 0300は、当標準室の認定番号です。

デュアルゾーンアクティブコントロールとは?

ドライブロックキャリブレーターの重要なポイントは、温度の安定性と均一性です。

温度の安定性と均一性を最適にするため、ジョフラキャリブレーターRTC型・ATC型には、デュアルゾーンアクティブコントロールヒーターが採用されています。これは、ブロック底部からのヒーターとブロック上部にあるヒーターをコントロールして、温度の安定性と均一性を高めています。

デュアルゾーンアクティブコントロールとは?の図

ダイジェストカタログ

ジョフラキャリブレーターダイジェストカタログ

モデル

RTC型
RTC型-ハイエンド
  • 温度範囲:-100~700℃(6機種)
  • 精度:±0.04℃~ 、安定性:±0.005℃~
  • 最小分解能:0.001℃
  • デュアルゾーンアクティブコントロール
  • サニタリーショートセンサー対応可
  • DLCシステム(特許申請中)で温度均一性向上
  • オイルバスタイプあり
PTC型
ATC型-ハイスペック
  • 温度範囲:-90~660℃(4機種)
  • 精度:±0.06℃~、安定性:±0.01℃~
  • 最小分解能:0.01℃
  • デュアルゾーンアクティブコントロール
CTC型
CTC型-コンパクト
  • 温度範囲:-25~1200℃
  • 精度:±0.2℃~、安定性:±0.04℃~
  • 最小分解能:0.01℃
  • 最高到達温度1200℃
ETC型
ETC型-簡易型
  • 温度範囲:-10~400℃(3機種)
  • 精度:±0.5℃~、安定性:±0.05℃~
  • 最小分解能:0.1℃
  • 放射温度計対応あり
温度伝達用セラミックスボール
温度伝達用セラミックスボール

FAQ

熱源
冷却・昇温モデルはペルチェエレメント(-45℃より低い温度の範囲のモデルはFPSC:フリーピストンスターリングクーラー)、昇温のみのモデルは電気ヒーターを搭載しています。
精度の定義
設定値に対し、実際に測定値がどれくらいの幅に収まっているか。そのデータに基づき精度を決定しています。
このデータは挿入チューブの最底部にて測定した値です。
安定性
機器が設定値で安定表示をした後、実際に測定値がどれくらいの幅で安定するか。そのデータに基づき安定性を決定しています。
このデータは挿入チューブの最底部にて測定した値です。
安定マークが表示され10分経過後30分間測定した値です。
挿入長
測定対象の直径の15倍の挿入長が目安となります。
例:φ6.4mmのセンサーの場合 先端から96mmが挿入目安
ただし、内部リファレンスのみの場合、理想的な測定ポイントは挿入チューブ最底部です。
穴径
穴径=センサー径+0.2mm(クリアランス)がメーカー推奨です。
例:φ6.4mmセンサーの場合 穴径=φ6.4mm+0.2mm=φ6.6mm
但し、CTC-1200A及び1200SEはクリアランスを0.5mmとします。
例:φ8.0mmセンサーの場合 穴径=φ8.0mm+0.5mm=φ8.5mm
サニタリーショートセンサーアプリケーション
ヘルール付きサニタリーショートセンサーの場合、図のような測定方法をとることにより理想的なキャリブレーション条件を実現できます。(RTC156B, RTC156Cオプション)
ショートセンサーアプリケーションの図

特徴

  • 速い昇温・冷却時間
  • 優れた温度安定性
  • 水・油等の媒体不要
  • クリーン・安全
  • 容易な操作、ポータブル
  • 現場での作業が可能
  • 確立されたトレーサビリティ
  • 充実の国内サービス体制(一部機種除く)
  • JCSS校正
  • 日本電気計器検定所による成績書

用途

  • ISO9000、GMP、FDA、HACCPなどにより要求される温度計の管理のために
  • 正確な温度管理で、省エネ対策

納入実績

  • 製薬、食品、火力・原子力発電所、化学、サービス会社、石油精製、機械、自動車、鉄鋼 など

メーカー紹介

  • AMETEK DENMARK A/S社
  • AMETEK DENMARK A/S社
  • 1980年代にデンマーク・コペンハーゲン北部に設立されたJOFRA INSTRUMENTS社が、世界で初めてドライ式の温度キャリブレーターを開発しました。1991年にアメリカのAMETEKグループの傘下に入り、AMETEK DENMARK社となりました。ISO9001やFDAなどからのキャリブレーションの要求に応えるべく最新の機能を持つ製品の開発に努めているキャリブレーターのリーディングカンパニーです。
  • http://www.jofra.com/
  • AMETEK

お問い合わせ先

  • 第1営業本部
    TEL:03-3588-6456

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